悲愴

 
 
ベートーヴェンの悲愴、チャイコフスキーの悲愴など。
いくつか同じ題名の曲がありますが、ある時お客さまがベートーヴェンの悲愴ソナタの第二楽章を弾いて下さいました。
 
 
 
聴いていると悲愴感を超えた先の希望や明るい光を感じます。
ピアノの音は優しく記憶を呼び起こします。
 
 
 
それはこどもたちがお世話になった幼稚園の先生が、お祈りの時間に弾いて下さった懐かしい曲。
 
 
 
参観日に初めてその様子を見た時。
心の中のごちゃごちゃしていたものがだんだんと静まり、澄んだ透明な状態になっていくのを感じました。
 
 
 
こどもの居場所ができてやっと、安心して自分を休ませることができるのが母親。
その旋律は、少しずつ回復し再び歩み始めた頃を思い出させてくれました。
 
 
 
多くの方々のおかげでこどもたちが成長していること。
これまでの出会いの全てに感謝しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
読書空間 ひつじ日和