スコット・フィッツジェラルド「夜はやさし」

 
数年前アメリカの大統領選挙で喧伝されていたスローガン「Make America Great Again 」。
 
この本の時代設定は、かつてアメリカがグレートだったであろう頃です。
大戦で疲弊したヨーロッパに比べアメリカにはまだ余力がありました。
ヨーロッパの観光地もアメリカ人を頼りにしています。
 
 
スコット・フィッツジェラルドもちょうどそんな時に人生を謳歌します。
ただ前途は多難でした。
華美な生活は、自らをどんどん追い詰め、一時はもてはやされたものの次第に忘れられてしまいます。
 
 
自伝的な要素を多分に含んでいます。
 
 
追い詰められたフィッツジェラルドと主人公ディックに、やさしい夜は訪れるのでしょうか。
 
 
 

 

 

 

スコット・フィッツジェラルド「夜はやさし」

 

 
 
 
 
 
 
 
読書空間 ひつじ日和