モオツァルト

(「大人の時間だもう寝なさい」と子供の頃に言われた日曜洋画劇場。父が観ていたのは映画「アマデウス」 その晩に高笑いするモーツァルトと黒いマントの夢をみてしまい、しばらくは音楽室の肖像画が怖かった)
 
 
 
モーツァルトではなくモオツァルト。な〜んか洒落臭い。第一印象そう感じました。
 
 
 
モーツァルトのト短調を子供用に易しくアレンジした曲が末っ子ちゃんのピアノの課題になり、一緒に鑑賞する機会がありました。
 
 
 
〈かなしさが疾走する〉旋律ってこれなのかな。「モオツァルト・無常という事」という存在を急に思い出し書棚を探しました。
 
 
ゴニョゴニョ、むにゃむにゃ、大抵は何を言っているのかわかりません。それは圧倒的にこちらの準備不足です。
 
 
その文庫をパラパラ「当麻」の所であっとなりました。当麻はあの当麻寺、梅若、世阿弥、そして中将姫…ああ、この前出てきたことも。
 
 
何も知らないすぐ忘れる自分でよかった。気付けなかったことに気付けてうれしい。やっぱり読書はいいですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小林秀雄「モオツァルト・無常という事」
 

田辺 秀樹「モーツァルト カラー版作曲家の生涯」

 
 
映画「アマデウス」
 
 
 
 
読書空間 ひつじ日和