若い頃、このままで良いのか、という漠然とした不安感を持った時に本を読んでいたことがあります。
読んだからと言ってすぐに何かが変わったわけではなりませんが。
それでも長い時間軸で考えると、ああそうか、と思うことが多くなったように思います。
スポーツをやっていると上達することをを実感しますが、それと同じように読書をすればするほど読む速度が速くなったり、新しい単語や意味を覚えたり、上達に似たような体験をします。
齋藤 孝さんは「読書は人生の深みをつくる」とこの本で述べています。
確かに深さも実感します。
今まで素通りしていたことに気が付くようになったり、別の本で同じことが出てくると急に興味を持ったり。
環境やエネルギーなどの大きな問題から、個人的な些細な悩みに関することまで考えるきっかけにもなっています。
いったいどこにたどり着くのでしょうか。
齋藤 孝「読書する人だけがたどり着ける場所」
読書空間 ひつじ日和