読み応え満点。
ロックフェラー大学の研究者に、これだけの話を聞ける機会はそうそうないと思います。
現在どんな研究がなされているのか、小さなエリアかもしれませんが俯瞰的に眺められる本です。
分子生物学の分野は、わかってきたこともたくさんあるけれど、DNAの細かいところが
人間にどう影響するかなんてまだまだ未知な世界です。
こうした研究は必要だと思うと同時に、そんなことまで知らなくていいんじゃないか、と思うこともあります。
STAP細胞なんて基礎の基礎研究ですよね。
マスコミが騒ぎ過ぎなだけだと思います。
そっとしておきましょうよ。
トーステン・ヴィーゼル氏
「人生は、自分を発見しようという行為を通じて楽しむもの。世界、音楽、芸術、文学、科学を探索し、自己発見をし、あらゆる素晴らしい物事を探求すること」
深いですね。
kotoba 2014年夏号
読書空間 ひつじ日和