大石直紀「杉原千畝」

 

杉原千畝のやったことが概要的に理解できる本でした。
外務省の許可なくあの枚数のビザを発行することはとてつもない勇気が必要です。
きっと葛藤があったことでしょう。
そして時代が混乱していることも後押ししているように思います。

 

杉原千畝と同様に称賛されるべき人物が居ました。
ウラジオストクに居た根井三郎と大迫辰雄。
杉原千畝からのバトンを必死につなぎます。
この二人が居なければ杉原千畝の名は今ほど知られていないかもしれません。

 

複数の人々の想いが重なった時、奇跡的なことが起こるのではないでしょうか。

 

 

 

大石直紀「杉原千畝」

 

 

 

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