2014年9月27日土曜日。
秋晴れ。
絶好の登山日和です。
3000mありながら比較的に容易に登ることのできる御嶽山。
あまり経験が無い人達もたくさん頂上を目指しました。
火山性地震は少し気になる程度。
かといってまだ規制をかけるほどではありません。
そんな中、お昼前に突如噴煙を上げます。
水蒸気爆発でした。
山頂付近にいて生き延びた人々の証言は自然の偉大さと人間の小ささを物語ります。
何も為す術のない状況で生死を分けたのは単なる運としか言いようがありません。
噴火後の台風でぬかるみと化した火山灰の中を捜索する自衛隊、警察、消防。
次の噴火はいつなのか。
きまぐれな硫化水素濃度。
まもなく降るであろう雪のため残り少ない時間。
捜索活動も困難の連続でした。
富士山や他の山でも同じことが起こる可能性があります。
知っておくことで行動が変わるかもしれません。
あれから9回目の9月27日です。
読書空間 ひつじ日和