時計や予定からなるべく離れていたいです。
もちろん、いろいろな現実に引き戻され、阻まれ続けていますけれど。
時間の感覚について考えはじめると尽きないものがあります。
生命体ごとに違う感覚がありそうです。
こどもたちが拾ってきて、放置されたどんぐりが発芽した時、時の流れと着実に歩みを進める生命力に、はっとしたことが思い出されます。
木ならほんとうに家を持ち上げてしまうかもしれない…。
登場人物の顔はあえて描かれていません。
かえって想像力を刺激されます。
こちらの絵本を手に取った瞬間から、本を閉じるまで、いつもとは違う時の感覚を過ごした気がします。
テッド・クーザー「木に持ちあげられた家」
読書空間 ひつじ日和