ここ数日、残暑が厳しいですね。
お休みは朝の早い時間か夕方だけ活動して、暑い時間帯はごろごろ、ぼんやり過ごしました。
果物が大好きなのですが、真夏の間は限られた種類になってしまうので、秋からがいちばん楽しみな季節です。
スーパーでは新物のりんごが並び始め、よく熟した美味しそうないちじくをみかけました。
いちじくといえば、こどもの頃はいまいち良さがわかりませんでした。
他に誰も欲しがらないからか、母が完熟の実を大事そうにそっと剥いて、台所で黙々といただいている姿が忘れられません。
我が家でも、他の果物は用意すればたいていすぐに無くなってしまうけれど、いちじくは大人っぽい味のせいか今のところ不人気。
悪いことをしてる訳でもないけれど、ひとり台所でひっそりといちじくの実をいただくのは、なぜか最高のご褒美な気がします。
今度、母の気持ちがよくわかったことを伝えようと思います。
読書空間 ひつじ日和