古い本です。
2000年くらいに行われた対談。
眼力が冴え渡ります。
お二人とも60歳前後の頃ですね。
ただ対談は面白いのですが、そこもう少し聞きたかった、なんてつい思ってしまうんです。
巻頭「養老さんと話して、ぼくが思ったこと」(宮崎駿)
巻末「見えない時代を生き抜く---宮崎駿アニメ私論」(養老孟司)
は熱量が感じることのできる絵と文章です。
宮崎駿さん
「親から「うちの子どもはトトロが大好きで、もう100回くらいみてます」なんて手紙が来ると、そのたびにこれヤバイなあと、心底思うんですね。
トトロの映画を1回見ただけだったら、ドングリでも拾いに行きたくなるけど、ずっと見続けたらドングリ拾いに行かないですよ。いっそビデオの箱に書きたいですよね、「見るのは年に1回にしてくだし」って(笑)」
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宮崎駿、養老孟司「虫眼とアニ眼」
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