昨年、秋葉山を登った時のことです。
午前中の早いうちから登り始めたのですが、すごい勢いで下ってくる人たちがいました。
軽装で、軽快に駆けて行きます。
何時から登り始めたらあの時間に降りて来ることができるのか疑問でした。
今思えばあれがトレイルランニングだったのですね。
そのトレイルランニングをアメリカの東海岸の山地(アパラチアン・トレイル)で行った記録がこの本です。
しかも最速記録を目指し、夫婦二人きりで。
日本列島よりも長い3,500km。
気が遠くなりそうです。
人間の本質を問われるような内容です。
「なぜ北に走るのかという疑問に対する僕の唯一の答えは、小っ恥ずかしいほど風変りなものだった。春を感じながら走りたい、だ。」
スコット・ジュレク 世界記録達成までの2189マイルの道
スコット・ジュレク「北へ」
読書空間 ひつじ日和