芝居

 
(睦月寅年、優しく強いとらに抱きしめてもらった気分)
 
「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」
なんて痛々しいひとり芝居だったのでしょう。
 
辛い時ほど大丈夫なふり、幸せなふりをしてしまった苦々しい経験。
自分を粗末にしてちっとも自らを愛することができなかったからでしょう。
一生懸命頑張って必死に生きても幸せを感じられない虚しさ。
 
若い方から経験を積んだ方まで、人生のステージごとに響く言葉がきっとみつかるこちらの本。
 
韓国の人気グループBTSおすすめの作家さんなのだそうです。
少し前までBTSとはどこかの交通システムの略称かと勘違いしていた私がお伝えするのも変な話ですけれど…。
娘に何度教えられても未だメンバーの見分けはつきませんが、確かにとても素敵な本でした。
 
付随して得たおまけとしてBTSの「Butter」という曲だけは覚えることができました。
料理でバターを使うたび「I like butter. You like butter.」と、勝手に歌詞を変更して歌い出し、まさに「大丈夫?」という事態に陥っています。
 
たぶんひとり芝居をしていた昔々よりずっと大丈夫。
 
大丈夫じゃなさそうなのに、大丈夫。
大丈夫じゃない時ほど、大丈夫そう。
 
ややこしいですね。
 
 
 
 
 

クルベウ「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」



 

 
 
 
 
 
 
 
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