サリンジャーさんを知ったのは何時だったのでしょうか。
青と白のの表紙に猫の落書きが描いてあるあの本はいつの間にか本棚にありました。
そしてこの落書きがピカソの絵だと知ったのはだいぶ後になってから。
サリンジャーさんと言えば「ライ麦畑でつかまえて」のホールデンくんですが、もう一人魅力的なキャラクターが登場します。
シーモア・グラース。
「ナイン・ストーリーズ」の中の「バナナフィッシュにうってつけの日」に登場しますが、しっかりと認識したのは「フラニーとゾーイ」を読んでからです。
フラニーとゾーイとシーモアは兄妹。
しかも7人もの個性豊かな兄弟、姉妹なんです。
そのつもりで読むと「ナイン・ストーリーズ」にもグラース家の人々が登場しています。
そしてこの本にもホールデンくんとグラース家の人々があちこちに。
グラース家はサリンジャーさんの作品の大きな柱であり、楽しみでもあります。
J.D.サリンジャー「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年」
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