ヘンリー・デイヴィッド・ソローの魅力は頑なではないところです。
原理主義的に思っていることを押し通し、相手をコテンパンにやっつけてしまうことは一切ありません。
思想も行動もとても自由で柔軟です。
子供たちに人気があったり、ガンディーがこの本を読んで非暴力非服従に至ったことからもそれが良く分かります。
水のようにどこにでも入って行けるように形を変える柔軟さは、この世の中をうまく生きていくヒントにもなりそうです。
体の柔軟さは日々失われていくばかりですが・・・。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー「一市民の反抗 良心の声に従う自由と権利」
読書空間 ひつじ日和