あまり劇的な出来事はないのですが、なぜだか続きを読みたくなります。
面白い本というのは、こういうものですね。
じわじわと心を動かされます。
退屈な田舎街の描写、クールな語り手主人公。
明るく魅力的な女性、変わった作家達と、それに群がる人々。
全てを知り尽くしている人物とは。
「月と六ペンス」も面白いですし、サマセット・モームさんの本、全部読みたいと思いました。
サマセット・モーム「お菓子とビール」
本文で、”ジョージ殿”とみんなから呼ばれている ジョージ・ケンプという人物がいます。
”殿”って原文では何て単語なんだろうと調べてみました。
”Lord” みたいです。
今だったら”ジョージ卿”みたいに訳してしまっても通じそうですね。
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