夏目漱石「明暗」

 
一番よいところで終わったんだと思います。
これよりも前では物足りないし、これより後だと、もしかしたらだらだらと続いてしまったかもしれません。
役者が揃ったところで、突然のシャットダウン。電源が突然落ちてしまったように。
未完作品は、未完だからこそ惹かれます。
カフカの「城」も、シューベルトの交響曲も。
 
病院のシーンは読み応えがありましたね。
 
 

夏目漱石「明暗」

 

 

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