井口俊英「告白」

 
1995年に発覚した、大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件の当事者が書いた本です。
非常に読みやすく、面白い内容でした。
頭脳明晰な方には違いありません。
 
一つの損失を隠すために、不正な取引に手を染め、焦るあまり雪だるま式に損失が膨れ上がります。
人間の心理というのはきっとこういうものですね。
 
1995年は大学生でした。
この事件に関してはよく知りません。
当時は村山富一首相。
阪神大震災、オウム真理教地下鉄サリン事件、野茂英雄メジャー新人王、小室ファミリー全盛期。
そんな時代です。
思わず図書館で新聞の縮刷版を見てしまいました。

 

 

井口俊英「告白」

 

 

 

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