桑原 博史「西行物語」

 
鎌倉時代に作られた伝記物語。
フィクションの要素もあるようです。
大枠は西行さんの生涯にそっているようですが。
天竜川を渡ったり、小夜の中山が出てきたり、静岡県内もいくつか登場します。
 
本の構成ですが、各章毎に、
原文
現代語訳
語釈:各語の注記
鑑賞:解説みたいなもの
となっています。
 
全体を把握するには、現代語訳で通して読む方法が良いかもしれません。
歌の鑑賞は、やっぱり原文が味わい深いです。ちんぷんかんぷんなところもあります。
西行さんの入門書としては良い本だと思います。
 
 
 
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