高橋源一郎・内田樹選「嘘みたいな本当の話」

 
先日、ポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」のコメントで、この本があることを教えていただきました。
早速読みました。
中にはぞぞっとするものがありますね。
面白いです。
 
日本の方が平坦な感じがするのはなぜか。
内田樹氏は、”アメリカ人は「細部」と「具体」を重んじ、日本人は「定型」と「教訓」を好む”
とおっしゃっていますが、ぼくはただ、ラジオで読まれる前提か否か、の違いだけかと思いました。
 
柴田元幸氏との対談は少し残念でした。
内田氏が少し自己肯定のために喋りすぎていると思います。
もう少し柴田氏の意見を伺う方向に持っていってほしかったなぁ。
 
 

 

高橋源一郎・内田樹選「嘘みたいな本当の話」

 
 
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