パール・バック「大地 (4)」

 
最終巻、ついに終わりました。
長かったけれど、面白かった。
1900年代初頭の中国を知っている著者だから書けた物語だと思います。
貧しかった王龍の勤勉さ。
子、王虎の豪快さ。
孫、王淵の繊細さ。
孫が少し祖父の時代に良さを感じている部分に救われます。
人間ってそういうものかもしれません。
4巻の終盤は現代の小説を読んでいるようでした。
 
 

 

パール・バック「大地 (4)」

 

 

読書空間 ひつじ日和