よあけ

 
 
 
寒い時期にはおひさまのぬくもりが本当にありがたいですよね。
 
昨日の冷たい雨が嘘のように、今朝はまぶしい光に包まれてうれしい朝でした。
 
そんな光と闇のコントラストを感じられるユリー・シュルヴィッツの「よあけ」
 
夜明け前の真っ暗な湖からはじまる静かな物語です。
 
陰が極まり、陽に転じていくその様は、この季節の気分にも似ていますし、今、地球上で巻き起こっている出来事もそうであって欲しい…控えめな印象の絵本なのにそんな深い気持ちにさえなりました。
 
お店に置かれた植物たちに少しいたずらをして鉢の向きを変えると、いつのまにかどの葉っぱも光のさす方にしっかり向き直します。
 
私たちも、明るい方を向いて一歩一歩です。
 
 
 
 
 
 

ユリー・シュルヴィッツ「よあけ」

 
 
 
読書空間 ひつじ日和