「見て!見て!今夜は星がきれいだよ!」
息子の呼びかけに家族皆が空を見上げます。
春の嵐の後で空気が澄んでいたからか、新月のせいか、確かにいつも以上に星がよく見え、キラキラと瞬いている夜でした。
空気は少し冷たくキリッとしていて、深呼吸すると身体も喜んでいるようでした。
星はいつでも私たちの上にいてくれるけれど、見ようとしなければ見えない…。
特別な天体ショーの日でなくても夜空を見上げる楽しみを彼に教えてもらい、私の星のエピソードがまたひとつ増えました。
「星ごよみ365日」は、世界各地の星空風景や滅多に見ることのできない天文現象なども交えながら、365日分の星空さんぽが楽しめる本です。
添えられたひと言からこの一瞬を撮るための撮影者の情熱が感じられるのも魅力です。
静岡、山梨、長野といった我が家にとって身近な地域からの撮影も多くあったので、一歩星空が近づいてくれた気がします。
「星ごよみ365日」
読書空間 ひつじ日和