毎日同じ場所、同じ時刻の写真を撮り続ける煙草屋の男、しかも10年以上も…
学生の頃に映画好きの友人に勧められた「スモーク」
ハーヴェイ・カイテルの渋い男の世界、わからないなりにもかなり強い印象が残りました。
この映画の原作にあたるポール・オースター「オーギー・レンのクリスマスストーリー」
なぜ毎日写真を撮り続けるのか。
10分もあればさらっと読めます。
でも深い、大人のクリスマスストーリー。
もしかしたら、定点を意識するようになったきっかけのひとつなのかもしれません。
長野で暮らして、今は帰省して、浅間山。
富士山に登ってからは、お天気次第で浜松城から見える富士山。
そして、いつもの遠州の海。
それは解放された自然の中での定点。
いい時もそうでない時も心模様は正直です。
「スモーク」「オーギー・レンのクリスマスストーリー」からは、もっと細かに刻む日々の暮らしの中での定点を意識したくなります。
いつだったか夫とこの映画を観ました。
やはり初めて観た時とは違いました。
ポール・オースターの読者である彼。
映画からポール・オースターを知る私。
ひとまず夫婦円満的構図ですね…。
何年、何十年越しのストーリーもまた、私の定点になっていました。
ポール オースター「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」
映画「スモーク」
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