森永康平「スタグフレーションの時代」

 
実体経済は様々な要因が絡まり、正確に分析できるものではなさそうです。
何かの政策の実施がその目的に確実に辿り着くとも限りません。
 
専門家が10人いれば全員言っていることが異なることがそれを証明しています。
 
スタグフレーションとは「スタグネーション(景気停滞)」と「インフレーション」の単語を組合わせた造語です。
一般的には景気が停滞すれば物価が下がるのですが、景気が停滞しても物価があがるという苦しい状況を表しています。
 
今がその時です。
 
それでも適切に対応していくことができればこの状態を乗り切ることができる、と森永さんは述べています。
そのためには国民が賢くならなければいけない、とも。
 
 
 
なかなか難しい問題ではあるけれども、この後どのように世の中が変化していくのか楽しみな部分もあります。
 
 
 
森永康平「スタグフレーションの時代」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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