茨木のり子「倚りかからず」

 

愛と自由を感じる作品。
茨木のり子さんが73歳で刊行しました。

 

何かをやる時に、できるだけ独力でやってみることは重要だと思います。
倚りかからずに。
そこからきっと得る物があるでしょう。
もし躓いてしまってから助けを求めても遅くはありません。

 

「お休みどころ」のような余裕が無くなってしまった現代。
電話やインターネットに対して「そんなに情報をあつめてどうするの」と、無くても何も支障のない生活を送ります。
「もっともっと遅れたい」とも。

「<おいてけぼり>という名の喫茶店」は、きっと居心地がよいのでしょう。
時代においてけぼりにされてもきっとあたたかみが詰まっています。

 

 

「そんなものに足をとられず、淡々と生きて行け!」

 

 

茨木のり子「倚りかからず」

 

 

読書空間 ひつじ日和