奥田英朗「我が家のヒミツ」

 

もし妻が突然市議会議員選挙に「出馬する」と言いだしたら。
もし同期が出世し、自分が関連企業に出向となってしまったら。
もし妻が隣に住んでいる人の様子をうかがい「怪しい」と言い出したら。
もし娘が突然留学したいと言い出したら。
もし職場に有名人がやってきたら。

 

奥田英朗さんの作品は明るく、突飛な状況もありますが、時にはじーんと来ます。
爽快な読後感という言葉が似合います。

 

「手紙に乗せて」でおじさんたちが手紙をやり取りするシーンがあるのですが、その中身をテーマに短編を書いて欲しいです。

 

奥田英朗「我が家のヒミツ」

 

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