清水浩史「幻島図鑑」

 

「秘島図鑑」でなかなかたどりつけない島々を訪問した清水さん。
今回は幻島を回ります。

幻島とは、はかなげで希少性のある小さな島、と定義しました。

人が数人住んでいる島、地図に掲載されているけれど今は確認できない島、かつてはあったと伝えられている島、もうすぐ無くなってしまう島、などを巡ります。

 

50年くらい前まで人が住んでいたけれど現在は無人島という島はかなりあります。
生活の厳しさを考えると仕方ないかなと思います。
一方で日本が高度経済成長を経ていなければ島に留まっていた人もかなりの数になるのではないでしょうか。

今でも島を懸命に守る人たちもいます。
最後の一人になろうとも、島に残る決意は揺らぎません。
きっと心の拠り所となる何かがそこにあるからでしょう。

 

地方への移住が増えている今、このような島々も選択肢に入ってきても良いのではないでしょうか。

 

無人島って購入できるのかなと思って検索してみると結構あってびっくりしました。
清水さん、買島図鑑(売島図鑑)、なんてどうでしょうか。

 

清水浩史「幻島図鑑 不思議な島の物語」

 

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