yomyom2008

 

Yomyom2008

 

今年もあとわずかとなりました。

来年は2009年。
2000年になってからもう10年になるんですね。

 

さてさて、昨年はmixiの日記でしたが、今年はひつじ日和のブログでやります。

今年読んだ本で、良かったものをご紹介します。

 
 

「僕の好きな人が、よく眠れますように」 中村航
これは木戸さんにつきます。
昨年の暮れにWEBでも公開されていたのですが、やっぱり紙面の方が伝わりました。
年越しの瞬間にクライマックスを迎えられたら最高です。

 

「この本が、世界に存在することに」 角田光代
本を少しでも読む人ならとても共感できるとおもいました。
その通り、と唸ります。

 

「旅をする木」 「表現者」 星野道夫
もし、今、星野さんがいたとしたら、何をどんな言葉で語っていたのでしょう。
アラスカという大自然から、本当に大切な物は何なのか、を考えさせられます。

 

「ホテル・ニューハンプシャー」 ジョン・アーヴィング
とても読み難いと思う人もたくさんいると思います。ジョンさん。
「取り憑かれなければいけないし、しかもそれを持続しなければならない。」
その他にもいろいろと感銘を受けました。

 

 

「ミーナの行進」 小川洋子
色で表現するとセピア色です。
心の奥底をつかまれた感じでした。

 

 

「対岸の彼女」 角田光代
これも切なかったですね〜。
ひとつずつ片付けていけばなんとかなるんです。

 

 

「偶然の音楽」 ポール・オースター
偶然、主人公のナッシュと同じ歳だったり、素数がすごかったり。
何かの途中でとても彷徨っている感じです。

 

 

「春の雪」「奔馬」「暁の寺」 三島由紀夫
最後はこれからです。
三島由紀夫さんの写真で見る歴史、みたいな本も読んだのですが、もっと知りたい人の一人。
極端ですけれど、そうだからこそこういう作品になるんですね。

 

 

「いんげん豆がおしえてくれたこと」 パトリス・ジュリアン
いんげん豆が教えてくれる事は沢山あります。
現状の量的なものだけが成功と呼ばれる世の中は嫌ですよね。
質的なものももっと大切にしたいと思います。

 

 

「別れの船」 宮本輝
宮本さんが選んだ別れの物語アンソロジー。
別れに対する宮本さんの考えに共感しました。

 

 

その他
「7月24日通り」 吉田修一
「8月の路上に捨てる」 伊藤たかみ
「ちいさなちいさな王様」 アクセル ハッケ
「スローターハウス5」 カート・ヴォネガット・ジュニア
などなど。

「こころ」「スプートニクの恋人」など、再読再発見がたくさんありました。

 

 

今年は多くの方にご来店いただき、本当にありがとうございます。

いろんな方とお話する貴重な機会をたくさんいただきました。
やっぱり本はいいですね〜。


来年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

新潮社「yomyom」

 
 
 
読書空間 ひつじ日和