ティム・オブライエン「ニュークリア・エイジ」

 
1990年代アメリカ。 
ウィリアムは、地球に傷をつけ続ける。
 何かに取り憑かれたように、そして、娘に気違いと言われても。
 
なぜそうしなければならなかったのか。
それは1960年代という時代が大きく関係します。
ベトナム戦争の事は、話しには聞きますが、あまり良く知りません。
どんな時代で、どんな人が、どんな権力を使ってああなったのか。
でも少なくとも、あの時代のアメリカで、反戦を訴えていた人がいたというのが、せめてもの救いです。
 
兵士の中にも、あえて自分の脚を撃ち、銃撃を拒否した人がいたそうです。
 
 
 
ウィリアムは考えます。 
「世の中に生命を捨てるに値するものなど何も無いのだ。」
 
 
 

 

ティム・オブライエン「ニュークリア・エイジ」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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