あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ちょっと遅くなりましたが、2009年に読んだ本の中で良かったものをあげたいと思います。
佐野藤右衛門「桜のいのち庭のこころ」
いろんな物や事が進化する中で、人間は退化しているんじゃないかと思ってしまいます。
水村未苗「本格小説」
本格的に長い小説です。でもあっという間に読んでしまいました。
水村未苗「日本語が亡びるとき」
賛否両論あるかと思いますが、ぼくは賛成です。
吉田篤弘「フィンガーボールの話のつづき」
吉田さん、かなり好きです。続きが読みたくてうずうずします。
アンネ・フランク「アンネの日記」
途切れて終わってしまった日記。せつなくなります。
小川洋子「博士の本棚」
今後の読書の参考に・・・。
小沢親光「ノモンハン戦記」
あのノモンハン事件に行った小沢さんの体験記です。
凄い時代です。
松下幸之助「人生心得帖」
全て心得ておくことにします。
堀江敏之「熊の敷石」
詰まっていたものが全部取れたような気分になるタイトルです。
塩野七生「コンスタンティノープルの陥落」
イスタンブールに行きたくなります。
凄い戦いです。
サマセット・モーム「月と六ペンス」
現在でも、現在だからこそこの考え方が通用するのかもしれません。
2009年のベスト3です。
大崎善生「九月の四分の一」
大崎さんらしい作品。タイトルに内容が負けていません。
ティム・オブライエン「ニュークリアエイジ」
これも今年のベスト3。深く考えました。注釈だけでも読みごたえがあります。
カズオ・イシグロ「日の名残り」
もしタイムマシンがあったらかつてのイギリスの名家を見てみたいものです。
その他
森光伸「月の時間」
原田武雄「泰治が歩く」
石飛博光/渡会正純「ほっとする禅語」
フランク・マコート「アンジェラの灰」
遠藤周作「海と毒薬」
ポール・オースター「リヴァイアサン」
中原みすず「初恋」
村上春樹「雨天炎天」
吉田篤弘「78」
今年も、楽しんで読書したいですね。