前回ラストエンペラーに関する事を書きました。
ラストエンペラーは、本人(溥儀)の手記「わが半生」を基に作られていることを知り、早速「わが半生」を読みました。
皇帝からの凋落、戦争への利用、敗戦、捕虜、戦犯。
3歳で皇帝に即位し、普通の人では体験できない心理状態を抱えた約50年。
涙なしでは読めません。
しかし中国共産党は、溥儀さんを罰することはしませんでした。
自己改革を行うことで普通の人間として待遇します。
溥儀自信もだんだん気づいていきます。
自分には何の能力もないこと。
昔はただ権力を振り回していたこと。
今まで見下していた民衆を、尊敬できるまでなったこと。
これから生きていくヒントが隠されている気がします。
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ベルナルド・ベルトルッチ 「ラストエンペラー」
愛新覚羅 溥儀 「わが半生 ~「満州国」皇帝の自伝~」
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