ディートリヒ・ブクテフーデ。
ドイツのリューベックという街にあった教会のオルガニストです。
今から300年も前の人物。
1705年。
バッハは、ブクステフーデに会うために400km以上の距離を歩きました。
東海道新幹線で考えると、東京-岐阜羽島間以上の距離です。
そこでバッハは相当いろんなことを吸収しました。
バッハ20歳の出来事。
その23年後。1728年。
長崎の出島に降り立った象が、江戸に向けて歩き出します。
将軍吉宗の命令で。
途中京都で天皇に会い(天皇に会うには官位が必要のため、
”広南従四位白象”が与えられた)、歩き続けること2ヶ月半。
1,300km以上の道のりを歩ききりました。
まさにロング・ウォークです。
すごいですね。
象は浜離宮で飼育されました。
今まで歩いた最長距離は。
おそらく20~30km程度ではなかったか。
なんだか歩きたくなってきました。
参考文献
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フランチェスコ・トリスターノ「ロング・ウォーク」
エリック・シブリン「無伴奏チェロ組曲を求めて」
石坂 昌三「象の旅―長崎から江戸へ」
読書空間 ひつじ日和