ロマン・ロラン「ベートーヴェンの生涯」

 
読みながらベートーベンの曲が聞きたくなります。
晩年の弦楽四重奏がなぜあんなに荘厳なのか。
晩年のピアノソナタが張りつめている感じはなぜなのか。
それが判るような気がします。
ベートーベンというと日本では運命や第九の交響曲がイメージされますが、室内楽にも良いものがたくさんあります。
むしろそれがベートーベンの本質に関係があるのではと思います。
 

 

”思想もしくは力によって勝った人々を私は英雄と呼ばない。私が英雄と呼ぶのは心に拠って偉大であった人々だけである”
”僕の芸術は貧しい人々に最もよく役立たねばならない”
 
 
 

 

ロマン・ロラン「ベートーヴェンの生涯」

 

 

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