村上春樹「アンダーグラウンド」

 
地下鉄サリン事件のことは衝撃的に覚えています。
ちょうど九州に旅行に行く当日の朝でした。
旅行の所々で耳にしました。
阿蘇山の麓に、もう廃れてしまった宗教施設がありました。
教祖がいたであろう立派な建物と、信者が寝泊まりしていたであろう、簡素な部室のような建物。
まるでサティアンを覗いているようでした。
 
東京に居た人たちに比べ、危機感は薄かったように感じます。
松本サリン事件の方が怖かったくらい。(地方都市だったので)
それでもこの本を読むと、本当に怖かったんだな、ということがわかります。
今更ですが、読まなければいけない気がして読みました。
 
 

村上春樹「アンダーグラウンド」

 

 
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