大崎善生「いつかの夏」

 
新聞の書評で、大崎氏が「もうこれで最後かな」と、執筆活動の集大成を思わせる内容があり、読む気になりました。
 
大崎氏のノンフィクションは初めてです。
 
この本は意義があるのではないか、と思いました。
徹底的に被害者寄りの視点で書かれています。
磯谷さんの半生を通じどんな人だったのか理解できます。
そしてなぜこのような犯罪がおきてしまうのか。
現在の社会にも問題が潜んでいるのではないでしょうか。
そこをなんとかしないと繰り返されてしまう気がします。
 
生々しい表現があるので、苦手な人は読まない方が無難です。
 
 
 
 
 
 
読書空間 ひつじ日和