P・F・ドラッカー「マネジメント 基本と原則」

 

2019年8月20日 ☆☆☆☆☆
気になって再読です。
2回目の方がよく理解できました。
関心を持った部分もだいぶ異なります。
経営者は何度も読み返すべき本です。
何回も読むことで身になります。
ドラッカーさん、すごいです。

2013年12月25日 ☆☆☆☆
全ての事項が、全ての企業に適応可能かどうかの問題は置いておき、
それでもやっぱり参考にできるところはたくさんあります。
マネジメント も一つの立派な職種です。
経営者の資質の一つ、自分にも他人にも厳しく、という部分に共感しました。

 

 

P・F・ドラッカー「マネジメント 基本と原則」

 

 

・存続と健全さを犠牲にして、目先の利益を手にすることに価値はない。
 壮大な未来を手にしようとして危機を招くことは無責任である。

・利益は目的ではなく条件である。

・イノベーション 新しい満足を生み出すこと。

・我々の事業は何か。何であるべきか。
 我々の事業は何か を真剣に問うべきは、むしろ成功しているときである。

・顧客は誰か。何処にいるのか。

・戦略計画
 1 リスクを伴う起業家的な意思決定を行い
 2 その実行に必要な活動を体系化し
 3 それらの活動の成果を期待したものと比較測定する

・戦略計画はリスクをなくすためのものではない。
 経済活動とは、現在の資源を未来に、不確実な期待に賭けることである。リスクを冒すことである。
 戦略計画に成功する=大きなリスクを負担できる

・人こそ最大の資産

・マネージャーの資質 真摯さ。
 うまくいっている組織 手を取って助けもせず、人付き合いも良くないボスがいる。
 とっつきにくく気難しく、わがままなくせに、誰よりも多くの人を育てる。
 一流の仕事を要求し、自らにも要求する。基準を高く定め、それを守ることを期待する。
 何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。

・天才をあてにするな

・成果を中心に考える
 まちがいや失敗しない者を信用してはならない。
 弱みが無いことを評価してはならない。人は優れているほど多くの間違いをおかす。
 優れているほど新しいことを試みる。

・真摯さが必要
 弱みに目を向ける者をマネージャーに任命してはならない。
 人よりも成果を重視する。
 頭の良さよりも真摯さ。
 部下に脅威を感じさせる=×
 自らの仕事に高い基準を設定する

・意思決定
 問題を明確にする。意見の対立を促す。相違を重視する。
 行動する場合には二股をかけたり妥協してはならない。

・コミュニケーションは受け手の言葉を使わなければ成立しない。
 ソクラテス「大工と話しをするときは、大工の言葉を使え」

・組織構造は目的ではなく方法である
 唯一絶対の組織構造はない。

・成長は目標ではない。
 大きくなることに価値はない。良い企業になることが正しい目標である。
 成長=虚栄

 

 

 
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