V・E・フランクル「夜と霧」

 
極限に至った時の人間の心の分析がすごいです。
心理学者が強制収容所に収容されたからこその内容です。
普通の人であればいかにひどかったか、がメインになるでしょう。
ただそのような本は読んだことがありません。
読みたいような、あまり読みたくないような。
 
著者が収容所でみんなに語ったこと。
解放後、収容所長を守ったこと。
 が印象的です。

ホロコーストについては以下も読んでみてください。
「アンネの日記」
「ある秘密」
「朗読者」
「母なる夜」
「ゴールデンボーイ」
 
強制収容所にいた人のことを考えると、現在の状況もなんてことありません。
 
V・E・フランクル「夜と霧」
 
読書空間 ひつじ日和