若松英輔「弱さのちから」

 
若い頃にはきっと分からなかったと思います。
 
弱さを知り、弱さを受け入れ、世の中にある弱さを認める。
そこからはじまる何かがあります。
 
「人生を意味あるものにするには苦悩と愛である。だが、その背景になっているのは限界状況を生きる「弱さ」の叡知と呼ぶべきものに他ならない。
 叡知は、情報でもなければ知識でもない。情報や知識をどんなにため込んでもそれが叡知に変貌することはない。」
 
 
 
 
若松英輔「弱さのちから」
 
 
 
 
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