仏像に恋して

 
 
 
 
数年前「古都アユタヤについて簡単に学べるよ」と薦められたこちらの本。
 
帯にあるとおり、笑って、泣けて、勉強になる仏像めぐりの入門コミックです。
 
旅行前に仏像に関するにわか知識をつけようとしたのがきっかけでしたが、面白くてこどもたちもみんな回し読み。
 
学校の図書室にも置かれているらしいので、楽しさわかりやすさは太鼓判。しかも著者はここ静岡県ご出身なのも親しみが持てます。
 
今回、このコミックを見返した訳は、地元浜松の摩訶耶寺(まかやじ)編がラストにあったのを思い出したからです。
 
3月25日から浜松市美術館で始まる「みほとけのキセキ展」では、その摩訶耶寺をはじめ遠州・三河の美仏たちが公開されます。
 
しかも、87年ぶりの修復作業で摩訶耶寺の千手観音像の手のひらには’’貴重な目’’が発見されたとか。
 
千手千眼菩薩とも呼ばれ、千の手と、手のひらの目で、悩み苦しむ人々をみつけ、手を差し伸べて救って下さるのだそうです。
 
このご時世に発見されるとは、何やらありがたい限りですね。会期は4月25日迄です。
 
 
 
 
 
 
 
真船きょうこ「仏像に恋して」
 
 
 
読書空間 ひつじ日和