サリンジャーさんの本はなんとなく手に取り難く、かなり長い間手元にあった本です。
ところが読み始めてみるとすいすいと進みました。
鈴木大拙とか小林一茶とかが出てきます。
「ナイン・ストーリーズ」に収録されている「バナナフィッシュにうってつけの日(A Perfect Day for Bananafish)」に登場するあの人とも関係がありました。
「もし君がそう望むなら、少なくとも試してみることができる。試してみることには何の不都合もない」
「砂時計の砂は、君が向きを変えるごとにどんどんこぼれ落ちていく。このろくでもない現象界で、もし君がくしゃみをする時間でも見つけられたら、それはまさに幸運というものだ」
J.D.サリンジャー「フラニーとズーイ」
J.D.サリンジャー「ナイン・ストーリーズ」
読書空間 ひつじ日和