葉はぐんぐん成長すると、玉ねぎの皮みたいにむけてきてしまう。
迫力あるグリーンをみているだけでも十分楽しい存在ではありました。
しかし、ついに長い間謎だった植物に花が咲きました。
淡く美しい桃色、なんとも言えない芳しい香り。
次々につぼみはふくらみ、やがてみな頭を垂れてごあいさつ。
こちらの気持ちは高まるばかり。
ねぇ、君の名は…。
調べれば調べるほどわからなくなってしまいました。
どうやら浜木綿(はまゆう)の仲間、インドハマユウかな。
アフリカハマユウ?ハマオモト?
まあ、なんでもいいや。きれいだもの。
浜辺に多く見られるようで、種が波に運ばれてどこまでも流されていくことから、花言葉は「どこか遠くへ」「汚れのない」「あなたを信じて」だそうです。
気ままに流れに身をまかせてたどり着いた我が家で咲いてくれてありがとう。
名前もよくわからないあなたから、何か軽やかなものをいただきました。
(映画「君の名は。」に出てくる湖のモデルかもしれないと言われている諏訪湖)
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