第二次世界大戦下、ナチスによって強制収容所に送られてしまったフランクルさん。
奇跡的に生還します。
精神科医の視点で強制収容所内を観察していました。
(詳しくは「夜と霧」にて)
開放された翌年に大学で講演をしました。
その内容がこの本です。
過酷な状態を経験したからこその内容です。
何か特別なスイッチが入っています。
印象的なのが心の支えに関するものです。
もうすぐ戦争が終わり収容所から出られる、と期待していた人ほど、それが外れた時の落胆が大きく、場合によっては命を落とすこともあったそうです。
今、この時代においても大切なことだと感じます。
V・E・フランクル「それでも人生にイエスと言う」
読書空間 ひつじ日和