ライアル・ワトソン「エレファントム」

 
10代のワトソンさん。
南アフリカのある夏の日のことです。
 
ある朝、海を眺める象を目撃します。
 
「その象は崇高だった。」
「何か非現実的に思えるほどのものを持っていた。」
 
それがきっかけで医者から動物の研究者になりました。
象に対する愛で溢れています。
 
 
人間の都合で減り続ける象。
孤独に陥った象は生きていけるのでしょうか。
 
 
数年後、孤独な象がある動物と会話しているのではないかと思える景色に出合います。
 
いったい象はどんな方法で会話をしていたのか。
その相手の動物とは。
 
 
 
象は日本でも昔から珍しく思われていました。
伊藤若冲も俵屋宗達も白い象の絵を描いています。
徳川吉宗は江戸に象を呼び寄せました。
(2頭の象は、長崎から東海道を歩きました。1頭は亡くなりましたが、もう1頭は江戸に辿り着きました。)
 
 
古今東西、老若男女に人気のある象。
 
 
 
そういえば5月頃、中国を北上していた象の群れはその後どうなったのでしょうか。
 
 
 

 

ライアル・ワトソン「エレファントム」

 
 
 
 
 
 
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