かつて琵琶湖から京都まで船が行き来していたと、初めて知った時にはとてもびっくりしたものです。
滋賀県と京都府の間は険しい山があったと記憶していたので。
その琵琶湖疎水の近くに住むことになった、台湾からの留学生 宋さん。
満開の桜は華やいでいたけれど、どこか寂しそうに見えました。
個性的な人たちと出会い、日本人でも行きそうにない場所に赴き、特別な体験をし、2年の留学を終えます。
「影があるから光が特別に見える。」
と、京都での生活に感謝をします。
( ”「吉田寮」のこと”より)
「吉田寮は面白いところだけれど、結局はおんぼろで汚い寮でしかない。」
『幸福路のチー』も面白そうですね。
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宋 欣穎「いつもひとりだった、京都での日々」
読書空間 ひつじ日和