明治時代にアラスカで生活をした日本人の物語。
極寒ですし、食べ物は無いし、移動手段は限られますし、どうやって生きていたのか今の日本人からは想像が出来ません。
紆余曲折あり金を探す旅に出ます。
アラスカは当時ゴールドラッシュの時代です。
遠く離れた厳しい土地で何を想っていたのでしょうか。
そして新田次郎さんは、この本を書くために資料を集め、アラスカにも赴きます。
熱意と行動力。
白夜には悩まされました。
巻末の取材紀行だけでも1冊の本にできるほどです。
きっと困難ばかりで住むことはできないのですが、大自然については興味のある場所です。
新田次郎「アラスカ物語」
読書空間 ひつじ日和