心休まるリュートの音色。
ある本がきっかけで気に入っています。
「旅ごころはリュートに乗って 歌がみちびく中世巡礼」
リュートは16世紀〜17世紀にかけてヨーロッパで愛好された、日本の琵琶と祖先を同じくする古楽器です。
シルクロードを東に日本へ伝われば琵琶。
西にヨーロッパへ伝わればリュート。
世界は繋がっているんだな。
大好きだった世界史の授業のようにワクワクしてきます。
フェルメールの絵の中にもみっけ♪
[リュートを調弦する女]←弦は13本も!調弦に時間がかかる楽器なのだそう
[恋文]←たぶんリュート
[合奏]←演奏する男性の後ろ姿で楽器はよく見えないけれど…Google Arts & Culture で拡大してみたらヘッド部分がリュートでした
まだまだありそうですね…。
この古楽器は、フェルメールに限らず数多くの絵に描かれているそうです。
絵画の世界ではリュートは聴覚の暗喩と知るとさらに見る眼が変わりそうです。
この時代の絵画を鑑賞する機会があったら探してみたくなりました。
ギターとも異なるその魅力的な音色は、中世へ旅した気分にさせてくれます。
リュートのことばかり考えていたら、運良く浜松楽器博物館での小さな演奏会の知らせに目がとまりました。
初めての生リュートは予想通り、繊細で優しい音でした。
読書空間 ひつじ日和