数年前、C.W.ニコルさんのお話を聞く機会がありました。
経済を追求する人間のために荒れ果てた森を再生し、その森が疲労した人間も癒してくれることを知っている方でした。
この本を読んでいると、お二人が同一人物のように思えてきます。
自然と生き物に愛を持って接しています。
C.W.ニコルさんは「いない、いない、ベアー」と壁の裏から出て来て、熊が好きだとおっしゃっていました。
スラトコフさんも熊が好きそうです。
「わたしは、クマのだいじな木のそばに行く時には、いつも深い尊敬の気持ちを忘れたことは無い。」
今も外から鳥の声が聞こえてきます。
もしその声で鳥を判別できたら、とても豊なことですね。
(想像すらつきませんが・・)
森の小動物たちは、厳しい冬もたくましく生きています。
ニコライ・スラトコフ「北の森の十二か月(下)」
読書空間 ひつじ日和