天使のくれた時間

 
 
 
家族分のカップを新調した時のこと。
 
元ジャスコだった地味イオンにて、安価でベーシックで、マイカップであることがわかるワンポイント付きを購入しました。
 
たわいない買い物ですが皆で選ぶ時間はとても楽しく、帰宅して淹れたお茶も普段以上に美味しく感じました。
 
これくらいのことでこんなハッピーな気持ちになれるなんて。
映画「天使のくれた時間」の一幕が浮かびました。
 
若い頃には、これからどんな生き方をしたいのかを考えながら。
慣れない育児に追われていた頃には、思うようにならない毎日の慰みと励ましに。
 
ファンタジーですが、素直な気持ちで観る時、疲れた大人にもそっと魔法をかけてもらえる映画です。
 
選択しなかったもうひとつの人生を垣間見ることにより、人生の本質に目覚める物語。
正反対の暮らしで失いかけた心を〈もうひとりの自分が幸せな人生を歩む夢〉の中で取り戻します。
 
〈異星人のパパ〉が馬鹿にしたショッピングモールでの安物スーツやスイーツ。
当初、彼にとってそれは哀しい〈今週のハイライト〉でした。
 
いつものパパじゃない〈異星人のパパ〉にいち早く気付いた幼い娘アーニーは、いつものパパに戻ったこと〈真の幸せを知った主人公〉に気付くのもいちばん最初。
 
純真な子供の魂は、いつだって大人よりわかっているし進んでいる存在。
 
やっと心の底から楽しんで雪遊びをしてくれたパパと遊ぶアーニーの表情が全てです。
 
お買い物中私も、映画の中のアーニーに見透かされたような気持ちになりました。
 
 
こんなカオスな地球に人は何故生まれるの。
人生の中のあんな想いや経験。
今こうして自分を満たしている喜びや感謝を、より深く感じるためにあったのかも…。
 
映画では夢から覚めた現実も含めて見どころがたくさんあります。
 
何を大切にして生きたいかは人それぞれ。
それさえはっきりしていれば、どんな人生の選択もきっと素晴らしいはずです。
 
さあて、我が家の〈今週のハイライト〉
 
今の季節なら魅惑のいちご大福。
暑い季節には歯が折れそうな井村屋あずきバー。
 
こどもたちには内緒で仲良くいただきます。
 
 
 
 

映画「天使のくれた時間」

 

 

 

 
 
 
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