高校の時に映画館に観に行った「羊たちの沈黙」。
奇怪でありながらどこか魅力的な人物。
ハンニバル・レクター。
レクター博士の少年時代の物語です。
最初の舞台はバルト三国リトアニア。
穏やかな暮らしが一転します。
妹に対する愛と強靭な精神力。
10代にして既に凄い人になっています。
リュートやフランスでのホロコースト等、最近のキーワードがいくつか出てきました。
上巻の最初に宮本武蔵の水墨画が掲載されています。
とても不思議だったのですが読み進めて納得。
レクター博士の素は哀しみだったのですね。
トマス・ハリス「ハンニバル ライジング」
読書空間 ひつじ日和