福岡ハカセが小学生に地球上の循環を説明する章が好きです。
まずは質問
「私たちの命の流れを見守り、その背中を絶えず押し続けてくれている暖かな力の存在があります。それはいったい何でしょう?」
そして実験
・1週間に食べたものの量を計る。おおよそ15kg。
・体重の増加量は? 1週間ではほぼ0。
・では食べたものはどこへ行ったか?
・そう、小学生が好きなう〇ちやお〇っこ。
だいたい半分くらい。
・残り半分はどこへ?
「息だ!」だいたい6kg。
残りは汗など。
そして想像します
・呼吸した二酸化炭素はどこへ?
葉っぱ→虫→鳥→海で排泄→プランクトン→小魚→マグロ→人間
食べるという行為を通して、環境の中を分子が循環し、自分が吐いた二酸化炭素がまた自分たちに戻ってきます。
生きているとはこの流れのこと。
人間は地球上の循環の小さな一部でしかありません。
さて、最初の質問の答えは何でしょうか。
89ページ「先輩から後輩へ」の章です。
福岡伸一「ルリボシカミキリの青」
読書空間 ひつじ日和